外壁塗装
外壁塗装

「外壁の工法って、塗装に関係あるの?」
「直貼りだと、塗装で膨れや剥がれが起きるって本当?」
「うちの外壁が、どっちの工法か分からない」
サイディング外壁の塗り替えについて、こうしたご相談をいただくことがあります。
こんにちは。株式会社縁家(えんや)の職人です。
じつは、サイディング外壁には「直貼り(じかばり)工法」と「通気工法」という2つの施工方法があり、どちらかによって、塗り替えのときの注意点が変わります。
とくに直貼り工法の外壁は、塗料選びを誤ると、膨れや剥がれが起きてしまうことがあります。
今日は、この2つの工法の違いと、ご自身でできる見分け方、そして直貼りの外壁を塗装するときの注意点を、職人の視点でお伝えします。

サイディングボードを建物に取り付ける方法には、大きく2つあります。構造の違いを、まず押さえておきましょう。
2000年ごろより前に建てられた(築25年以上の)サイディング住宅は、直貼り工法の可能性があります。
塗り替えを考える際は、まず「どちらの工法か」を知っておくと安心です。

直貼り工法で注意が必要な最大のポイントは、「湿気の逃げ場がない」ことです。
家の中で生まれた水蒸気や、壁の内側にたまった湿気は、通気工法なら通気層を通って外へ逃げていきます。
ところが直貼り工法では、その通り道がありません。湿気がサイディングのすぐ裏にたまりやすい構造になっています。
この状態の外壁を、透湿性(湿気を通す性質)の低い塗料でぴったり覆ってしまうと、どうなるでしょうか。
壁の内側の湿気が、塗膜に行く手を阻まれ、外へ出られなくなってしまいます。

逃げ場を失った湿気は、やがて塗膜を内側から押し上げます。これが、直貼り外壁で起きやすいトラブルです。
せっかく塗り替えたのに、数年で膨れや剥がれが出てしまう――その原因が、じつは「工法に合わない塗料を使ってしまったこと」だった、というケースがあります。
だからこそ、塗る前に工法を見極めることが大切なのです。

ご自宅が直貼りか通気工法か、おおまかにはご自身でも確認できます。見分け方をご紹介します。
外壁の一番下、基礎との境目にある「水切り」の部分を見てみてください。
これはあくまで目安です。正確な判断は、現地で水切りや施工状態を見れば、職人がすぐに見分けられます。
「うちはどっちだろう?」と気になったら、点検のときに確認してもらうとよいでしょう。

では、直貼り工法の外壁は塗装できないのかというと、そんなことはありません。正しく対策すれば、問題なく塗り替えられます。
ポイントは、「湿気を閉じ込めない」ことです。
透湿性とは、「湿気(水蒸気)を通す性質」のことです。
透湿性のある塗料を使えば、壁の内側の湿気が塗膜を通って外へ抜けていけるため、膨れや剥がれが起きにくくなります。直貼り外壁には、この透湿性が大切です。
すでに膨れや剥がれ、サイディングの反りが出ている場合は、塗装の前に、その補修が必要です。
傷んだ下地の上から塗っても、長持ちしません。
直貼り外壁は、通気工法に比べて湿気の影響を受けやすいため、水まわりや北面など、傷みやすい場所を中心に、定期的に点検しておくと安心です。
大切なのは、「直貼りだから塗れない」ではなく、「直貼りだから、それに合った塗料と施工を選ぶ」ということです。

外壁塗装では、「どの塗料が長持ちするか」に関心が向きがちです。
でも、どんなに高性能な塗料でも、外壁の工法に合っていなければ、本来の性能を発揮できず、かえって膨れや剥がれを招いてしまうことがあります。
縁家(えんや)は職人直営です。現地を見た職人が、まず外壁が直貼りか通気工法かを見極め、そのお家に合った塗料・施工をご提案します。
直貼り外壁なら透湿性に配慮する、傷んだ箇所は先に補修する――こうした一つひとつの判断が、塗り替えを長持ちさせる土台になります。
2000年ごろより前に建てられた(築25年以上の)サイディング住宅で塗り替えをお考えの方は、とくに一度、工法を確認しておくことをおすすめします。
(サイディングの通気のしくみについては、「サイディングの隙間」の記事でも触れています。)
あわせて読みたい
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
「うちの外壁が直貼りか、見てほしい」
「膨れや剥がれが出ているので、相談したい」
「縁家の職人と一度話してみたい」
なんでも構いません。LINEから外壁の写真を1枚送っていただくだけで、職人がお答えします。
\縁家公式LINEのご利用はこちらから/