外壁塗装
外壁塗装

「塗装から3年しか経っていないのに、外壁が剥がれてきた」
「10年保証と聞いていたのに、5年で膨れが出た」
「他社で塗ったが、心配なので見てほしい」
こうしたご相談を、私たちはたくさんいただきます。
こんにちは。
職人直営の塗装店、縁家(えんや)の職人です。
外壁塗装は、本来であれば選んだ塗料の耐用年数(10〜20年)を全うするはずのものです。
それが3年・5年で剥がれたり、膨らんできたりといった症状が出るということは、必ず「原因」があります。
実は、そうした早期劣化には共通する5つの特徴があるんです。
この記事では、私たち職人が現場で見てきた「3年で剥がれる家」の5つの共通点について、職人の視点で正直にお伝えします。
これから塗装される方は業者選びの参考に、すでに塗装された方はご自宅のセルフチェックにお役立てください。
「他社で塗装したが、剥がれてきた」というご相談を受けて調査に伺うと、原因は大きく5つに絞られます。
塗装の耐久性を左右する最大の要因は、実は「塗料のグレード」ではなく「下地処理」です。

下地処理が疎かだと…?
職人からの解説
下地処理とは、既存の劣化した塗膜の除去、クラック補修、コーキングの打ち替え、高圧洗浄などの工程を指します。
この工程を丁寧にやるかどうかで、5年後の状態が全く変わります。
下地処理は施工完了時には見えない部分なので、手を抜いても契約直後は分かりません。
3年経ってから症状が出るのはこのためです。
外壁塗装は「下塗り・中塗り・上塗り」の3回塗りが基本です。
それぞれ別の役割を持ち、この3回塗りで初めて耐久性が生まれます。

3回塗りが行われていないと….?
職人からの解説
2回塗りで済まされているケースは、実は少なくありません。
特に屋根塗装は、地上から見えないため手を抜かれやすい部分です。
見積書に「3回塗り」と明記されていても、実際の現場で確認されないと省略されるリスクがあります。
塗料はメーカーが規定した「希釈率」を守って使うのが基本です。
ところが、この希釈率を規定以上に上げて、塗料を薄めて使うケースがあります。

塗料が薄めて使われると…?
職人からの解説
塗料を薄めると、同じ量で広い面積を塗れるため、業者の利益率が上がります。
ただ、塗膜の厚みが規定より薄くなり、本来の耐久性は発揮できません。
これも施工直後は見た目では分からず、数年経ってから症状として現れます。
外壁のつなぎ目にあるゴム状のコーキング材は、通常は「打ち替え(全撤去して新規に打ち直し)」が正解です。
ところが、上から塗り足す「打ち増し」で済まされるケースがあります。

コーキングが「部分打ち替え」だと…?
職人からの解説
打ち増しは、既存の劣化したコーキングの上に新しいものを乗せるだけなので、根本的な解決にはなりません。
数年で剥離や亀裂が発生し、雨水侵入のリスクが高まります。
外壁塗装には「乾燥時間」という、絶対に短縮できない工程があります。
それぞれの塗り工程の間に、規定時間の乾燥が必要です。

適切な乾燥時間が守られていないと…?
職人からの解説
通常、30坪の戸建てで外壁塗装のみなら10〜14日間、外壁と屋根のセットで14〜21日間が目安です。
これを大幅に短縮している業者は、乾燥時間を削っている可能性があります。
「◯日で終わります」とスピードを売りにする業者には、注意が必要です。

ここまで読んで、「なぜそんな施工をする業者があるのか」と疑問に思われた方もいらっしゃると思います。
これは業者個人の悪意というより、業界の構造から生まれる問題です。
職人として、正直にお話しします。
ハウスメーカーや大手リフォーム会社では、営業・管理・施工が分業されています。
実際に塗るのは下請けの職人ですが、一般的に、営業マンや本部の経費が差し引かれると言われており、下請け職人に渡る金額は限られます。
下請け職人は限られた予算・工期の中で施工することになり、結果として下地処理を省いたり、塗料を薄めたりといった手抜きが生まれるケースがあります。
訪問販売業者は、営業マンの人件費・広告費が経費として大きく発生します。
「今日中なら半額」という値引きも、元の見積もりが高く設定されているだけです。
実際の施工費は圧縮されるため、現場で手抜きが発生しやすい構造になっています。
外壁塗装の下地処理や3回塗りは、施工完了時にはお客様から見えません。
見えない部分だからこそ、業者の誠実さが問われます。
職人直営店の場合は、営業マンを介さず職人が直接お客様と契約するため、中間マージンがなく、施工に十分な予算と時間を確保できます。
私たち縁家が「職人直営」にこだわる理由の一つです。
これから塗装業者を選ぶ方に、契約前に確認していただきたい5つのポイントをお伝えします。

「シリコン塗料一式」ではなく、「日本ペイント パーフェクトトップ」のようにメーカー名と商品名まで明記されているか確認してください。
商品名が書けない見積書は、現場でグレードを下げられるリスクがあります。
「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回塗りが明記されているか確認してください。
それぞれの塗り工程で使う塗料名まで書かれていれば、より安心です。
「打ち増し」ではなく「打ち替え(全撤去して新規)」となっているか確認してください。
この違いだけで、10年後の状態が大きく変わります。
工期と写真報告は、施工の質を見極める上で重要な2つのポイントです。
| 工事内容 | 現実的な工期の目安(30坪の戸建て) |
|---|---|
| 外壁塗装のみ | 10〜14日 |
| 外壁+屋根セット | 14〜21日 |
極端に短い工期は、乾燥時間を削っている可能性があります。
下地処理・3回塗り・コーキングなどの工程は、施工完了時にはお客様の目に触れません。
だからこそ、「工程ごとに写真を撮影し、お客様に報告してくれる業者」を選ぶことが重要です。
写真報告があるということは、業者側に「手を抜けない仕組み」があるということ。
反対に、写真報告がない場合、施工の質は業者の良心任せになります。
契約前に「工程ごとの写真報告はありますか?」と一度確認してみることをおすすめします。
「御社の職人さんが施工しますか?」と一度確認してみてください。
良心的な業者は、施工体制について明確に答えてくれます。
「もう塗装を終えているけど、大丈夫かな…」という方に、ご自宅で確認できるセルフチェックをご紹介します。

いずれか一つでも該当する場合、施工に問題があった可能性があります。
そのままにしておくと、内部の柱や断熱材にも影響が及ぶことがあるため、早めに専門家に確認してもらうことをおすすめします。
縁家では、他社で塗装された方の点検・診断も承っています。
「これって普通のことなの?」「補修が必要なの?」といったご相談だけでも、お気軽にお問い合わせください。
職人が現地を拝見し、現状を正直にお伝えします。
必要以上の補修工事を提案することはありませんので、安心してご相談ください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
「他社の見積書、これで大丈夫か見てほしい」
「塗装から数年経つが、状態を確認したい」
「業者選びで迷っている、相談だけしたい」
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